「ある理性に」

2003年1月20日
おまえの指が太鼓を一打ちすれば
あらゆる音が解き放たれ 新たなる調べが始まる

おまえが一歩踏み出せば 
新たなる人々がけっ起する 彼らが前進する

おまえの頭があちらを向けば 新たなる愛!
頭を戻せば――――――新たなる愛!

「おれたちの運命を変えてくれ 災厄をふるいにか けてくれ まず手始めは時間という奴だ」
と このうら若い人間たちはおまえに歌いかける
「どこでもいいから おれたちの運命と祈念との中 身を打ち立てくれ」
と ひとびとはおまえに頼む


時をかまわずやってきたおまえだ
どこにだって立ち去るだろう


アルチュール・ランボオの「イルミナンション」
の中の一篇です。
私はわりと詩を読むのが好きで、なかでもランボオの詩には特別強く惹かれます。

これを見てわたしが最初に思ったのは「誰かに似てる…?」そう!彼ですよ!何が、この言葉が、というよりは空気感が似てる!「おまえ」に!

ランボオはレオナルド・ディカプリオがランボオを演じた「太陽と月に背いて」をご覧になった方も多いと思いますが。
取っ掛かりにはなる映画だと思いますので、まだ見てないかたはぜひ一度見てみてください。
ちなみにレオさま、ランボオ本人に少し似てますね

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