先日読み返した昔のマンガ、「摩利と新吾」。
木原敏江さんの旧制高校での主人公ふたりの成長を描いた物語。
第1巻の初版は1979年。古いです。
これがすんばらしく面白い。
最近文庫愛蔵版でも出版されたので、ご存知の方も多いかと思います。
しかし私はオリジナル単行本で揃えたぞっ!!

最近、今のマンガに中々面白さを見出せなくて困ってます。
本屋さんでは、店中くまなくチェックする性質で、マンガも例外ではありません。
マンガは立ち読み防止のため、カバーがされているので、
消費者としては、表紙や、タイトル、絵の持つ雰囲気から選ぶようになります。
もちろん事前に得た情報なども大きく作用しますが、
私なんかはあまりそれがない状態で本屋に行くので、
本当に直感で選びます。
しかし、最近のマンガはハズレが多いこと。
すぐに古本屋さんに売り飛ばします。
特に少女マンガに分類されるもの。
(これは全くの好みの問題なので、異議があってもさらっとお聞き流し下さい。)
ワンパターンで、絵も似たような感じ。
マンガは娯楽だと私は思っているので、楽しめないものはお断りです。
自分に似た境遇の主人公とか、そんなもの読んでて楽しいのかな?
それよりかは私は、自分の知る事ができない世界や、想像もできない
オリジナルの世界が好きです。
そういったオリジナル性が高く、読者をその世界に引きずり込む、
引力の強い、お薦め作品を独断で。

「月の子」清水玲子
「八雲立つ」樹なつみ
「花のあすか組」高口里純
「有閑倶楽部」一条ゆかり
少女マンガが並びましたが、さっきこき下ろしてしまったので、あえて。
これらの作品は、読んでまず思うのが
「よくこんなストーリー考えつくなぁ」ということ。
それなのにどんどんその世界に引き込まれていく。
現実にあり得ないであろうお話なのに、そんなことを考えさせるヒマもない。

もちろん、現実に即した世界のお話でも魅力的なものはあります。
ただ、私にはそう思える作品は少ないというだけ。
「イキにやろうぜイキによ」聖千秋
「イタズラなkiss」多田かおる
「赤ちゃんと僕」羅川まりも

これらは、あってもおかしくない、ありそうなお話ですが、
キャラクターの個性が非常に細かく描かれていて、
彼らの気持ちの動きが、とてもダイレクトに伝わってくる。

こうして並べてみると面白いことが分かります。
出版社により、その傾向が完全に別れているんですよね。
私の家にはこれら全て全巻揃っていますが、割合でいうと、圧倒的に
「花とゆめ」のほうが多いです。
う〜ん。物語っている…。

まだまだ掘り出し物が埋もれていそうな気がする…。
どこまで行く!?マジで!!

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