ここ最近ルパンの劇場版を一気に見返しております。
ビデオを中古屋で見つけたら、500円以下なら買うようにしてます。
本日は、アカデミー賞長編アニメーション部門で
「千と千尋の神隠し」
がを見事オスカーに輝いた、宮崎駿監督の監督作品
「カリオストロの城」。
もうかなり見たけど、やっぱり面白い。
TV版も何度か見ました。
興味深いのは、劇場版とTV版の比較。
やはりTV版には今まで知らなかったエピソードが満載です。
次元が帽子を決して脱がないのは、実は銃を撃つとき
帽子のつばでタイミングを計っているから。
う〜ん。深い…。

私は小学生時分に、図書館にあったルパン大全集
(アルセーヌ・ルパン。ルパン3世のおじいちゃん)を読破したんですが、
この「カリオストロの城」と酷似するお話があります。
それが第24巻の「ルパン最後の冒険」(最後ではないらしいが)です。
原題は「カリオストロ夫人の復讐」です。
第15巻の「魔女とルパン」に納められているエピソードに、
ルパンが21歳の時に対決した女盗賊がカリオストロ夫人
だというものがあります。
その対決に敗れたカリオストロ夫人が、ルパンに壮大な
復讐を仕掛けるお話が「ルパン最後の冒険」です。

これがもうそっくり!!
ルパンはカリオストロ夫人と対決した時に恋に落ちた
『クラリス』という女性となんと結婚したのです。
それを境にルパンは一切の泥棒稼業から足を洗います。
ふたりの間にはなんと男の子までもうけたのですが、
クラリスは子供を産んですぐに病気で死んでしまいます。
残されたルパンは、愛息ジャンと共にふたりで生きていく
決意をしますが、ある日突然ジャンが行方不明になり、
どんなに探しても見つかりません。絶望したルパンは、
再び泥棒へと手を染めて行くのです。

「ルパン最後の冒険」では、その行方不明になっていた
息子とルパンは再会しますが、ルパンは息子に掛けられた殺人の容疑を
晴らし、恋のキューピッドになります。
ルパンは息子ジャンと再会してはじめて、あのジャンの
行方不明事件は、カリオストロ伯爵夫人の長い長い復讐の
始まりだったと気づくのです。
そしてルパンは父親の名乗りをしないまま、ジャンの前から姿を消すのです。

きっと映画「カリオストロの城」は、モンキーパンチ先生が、
このアルセーヌ・ルパンのお話からヒントを得たのだろう
と思います。
クラリスと結婚し、泥棒から身を引いたアルセーヌ・ルパンと、
クラリスの幸せのため、自分自身の身を引いたルパン3世。
どちらも大変素敵なお話でした。
こうやって新しい発見をした時の喜びはスバラシイものです。

余談ですが、ルパン2世(ルパンの父、アルセーヌ・ルパンの息子)は
映画「ナポレオンの辞書を奪え」に出てきます。
うだつの上がらない、飲んだくれだったとか。

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